A central wall running parallel with the island unit that contains four ovens, fridge, freezer, wine cooler and cabinets
A long and imposing island unit equipped with sinks, storage cupboard and  hob faces out towards the courtyard that is accessible via the large glass sliding doors.
Customer kitchen in London, UK
Customer kitchen in London, UK
A logical and ergonomic layout that makes everyday cooking a pleasure.

Cupcakes and Heavy Metal

「カップケーキビジネス―イギリス」

ガラスと銅板を使った目を引くモダンな外観のRammamere Houseは映画に出てきそうな住宅です。一歩中に入ると、焼き立てのケーキの香りとギターの音色が、この家が生活の場として普通に使われていることに気付かせてくれるでしょう。そこで家族の生活の核となっているものがキッチンです。

2008年に新たな家を検討し始めた頃から、この壮観な土地を所有するオーナーが心に抱いていたのは、素晴らしい傑作ともいえる建築を作ることではありませんでした。数多くの家を見て、この田舎の家に心を奪われました。オーナーはUKのテレビ番組「Grand Designs」の熱狂的なファンで、特集で取り上げられた建築家の一人にコンタクトを取りました。彼らはこの建築家に家族で暮らす広々としたモダンな家をプランするよう依頼しました。3年余りで完成した家は彼らが望んだ全てが盛り込まれています。そして家族の生活はポーゲンポールのキッチンが軸になって展開されています。シンク、食器収納庫、コンロがセットされた堂々たる佇まいの大きなアイランドカウンターは、ガラスのスライド大扉から出られる中庭に面して設置されています。全ての外壁が床から天井までガラスであるため、アイランドと平行に走る中央の壁もオーナーは同じ仕様を指定しました。そこには4つのオーブン・冷蔵庫・冷凍庫・ワインクーラーとキャビネットが組み込まれています。St Albansのポーゲンポールは建築と協力しながらキッチンの計画を進めました。色と素材は同じ空間の他の部分と調和するよう選ばれました。建物の外壁を構成するのはガラスと銅板、ダークグレーの水切り(雨押さえ)だったので、オーナーは内装は外側と融合した中間色でいこうと決定しました。

夫人は20年以上フィットネスのインストラクターとして活躍してきましたが、最近になって全く違う分野の仕事に取り掛かりました。「The Cupcake Kitchen」という彼女のビジネスはウェディングや誕生日、その他のお祝い用のカップケーキを作るというものです。ポーゲンポールのキッチンは家の一部であり、彼女の仕事場でもあります。St Albansのポーゲンポールチームは初期の段階から建設会社や建築家と共に作業を進めてくれたと夫人は述べます。シンクからコンロ、冷蔵庫、オーブンまでの作業スペースを検討する際には本当に助かったとのことです。例えば、毎日の料理に必要になるものから、ごくたまにしか使用しないものまで、様々なアイテムの収納を計画する際、デザイナーは日々の料理に喜びを感じられるような論理的かつ人間工学に基づいたレイアウトを提示してくれました。

喜ばれた提案の一つは、アイランドカウンターに設けた冷蔵庫・冷凍庫のペアの引き出しでした。ここにはフルーツやスムージー、アイスクリームなど、次男(9歳)、長女(14歳)、一番上の長男(19歳)を含む家族皆が毎日必要になるものを保存するために使っています。その長男はヘビーメタルのロックスターに憧れていて、よく家じゅうにギターリフを響き渡らせています。子供たちの母親はポーゲンポールからのまた別の提案「スチームオーブン」に抗うことが出来ませんでした。「そんなに使うとは思いませんでしたが、大間違いでした。ケーキ、ビスケット、ローストなど何でもしっとりとした仕上がりになるんですもの。」カップケーキ・ビジネスではあらゆる武器を持つに超したことはありません。